導入された背景

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成年後見制度は、悪徳商法の被害者にもなりかねない対象者を守る制度であると同時に、対象者の自由を一部奪うというとらえ方もできるものです。そのような制度が導入された背景とはどういったものがあったのでしょうか。
社会構造の変化により、少子高齢化、核家族化が進み、身寄りのない一人暮らしの高齢者や障害者が多くなってきたということを、その背景としてとらえることができます。そういった身寄りのない状態で、認知症などにより脳の働きが衰えていくと、正常な判断が難しくなるのです。そこに悪意のある人がかかわると、悪徳商法の被害者にもなりかねないという危険があったのです。そういった危険から対象となる高齢者や障害者を守る必要があり、後見人等のサポート体制が必要とされるようになりました。
また、介護保険などが開始し、介護施設の利用も進んできましたが、一人暮らしのお年寄りではなかなか自分で手続きなどができないこともあり、介護施設に入所するために契約を交わすことが難しいことがありました。そういった場合に代理して手続きをする人が必要とされるようになってきたのです。
このように、成年後見制度の導入の背景には、高齢化が進み人と人とのつながりが薄れてきたということがあるといえます。